重症筋無力症は、難病ではありますが、症状もさまざまで、薬でコントロールしながら通常に生活できる人が半分を超えていると聞いています。持病をもって働いているかたは世の中に沢山います。胸腺種は悪性腫瘍ですが初期の場合は完治に近い治療が可能なようです。私の場合、服薬とセルフコントロールが必須ですが、仕事も含めて一般の生活が可能とお医者さんから聞いています。

これはもちろん病気の程度によると思いますのであくまでご参考に。私の場合は、全身型の初期、目と腕の筋肉の一部という感じの比較的早期に治療を開始しています。

仕事と生活を見直しなさい、という天の声を聞いて、まじめに3つ考えました。

計画する

計画って、プライオリティをつけることでだったんですね。私の苦手克服第一弾。

休みをとる

私は仕事が早すぎる傾向があるので、がむしゃらに仕事すると付いて来れない人も多く、また休みをとってよく考えながら仕事をすることで逆によい方向に向かうかもしれませんねー。あと、無茶遊びも控えねば。もう一つ考えているのが、毎日、グルーミングする時間をとること。。これを今まで毎日ちゃんととらなかったー。

くよくよしない

元来結構細かいことに執着して悩む傾向があるのですが、病気になって少しこの傾向が改善してきた。たぶん、なるようにしかならないという割り切りができたのと、たいていのつまらないことは「チッセーナー」と思えるようになってきたたのでしょう。

病気と仕事

2017年夏 50を超えて3度目の求職活動で病気は?

誰も私を病気かと気づかないので、あえて言っていません。前回の会社に入社した際も病名を告げましたが、仕事に差し支えありますか?と聞かれて、薬を飲んでいれば問題ありませんと回答。この数年、誰も私が病気だとは気づきません。

2016年1月から半年ブラック会社で休みなく勤務 

朝8時から夜10時 土日も合わせると丸1日は働いていました。5ヶ月は持ち待ちました。。

2015年年末仕事を再開して11ヶ月。内定をもらった1年前をしみじみと思う。

ちょうど1年まえ、内定をもらったのに病気が発覚し、会社と入社日程を相談をするために病院を抜け出しました。そして1年。ちょうど同じ時期に、会社の1年の1度の大イベントに社員として参加。同じ頃仕事をしていた知人と1年ぶりにあって、あのころ眼が悪い、体調が悪いかんじだったよね、といわれました。確かに、症状がでていたのですね。

内定が取り消されるか、そもそも仕事ができる体に戻るのか、風邪をひいて手術が延期にならないか、びくびくして生きていました。不幸な感じもありますけど、でも逆に、明日の服を選ぶ、布団はいってよく寝れる、いろんなひとと一緒遊べる、そんなことで喜べました。

いまはどうなのでしょうか?まだまだですが、欲が深くなってもっともっと、仕事がしたくなっているのですかね〜

2015年1月手術後就職、仕事初めたころはびくびく。今はあっ8月も終わってしまうって感じ。

12月初めに手術をして、1月6日入社。たぶん入社したときに、オフィスで会社で風邪がはやっていて、私も移ってしまいました。なんて、寒いところだろう、って。へんな格好をしていたと思います。さらに、なれずに会社で緊張している。

毎日びくびく。1ヶ月無事に過ごせるかな。3ヶ月は絶対会社毎日いこう。。って感じで、びくびく過ごしていました。

今はもう8月って感じ。

仕事再開して8ヶ月が過ぎて

オーストラリア人、女、上司には伝えたのですが、あまり興味がないのか、普通に過ごせるならいいんのでは、という感じ。日本の上司にも伝えた。男性、私より若い。大変なときには言ってくださいね。という感じ。

周りの人はまったく気がつかないです。

いったん、体調を崩した、病気をしたということを知っている人には、自己免疫性の病気と伝えます。病名が怖いので、病名はよほど親しくないと伝えないです。病気になったと知っている人はよくなってよかったね。という感じ。でも、伝えていた人も既に忘れているかも。

プライベートに親しく病気のときをよく知っている人は良くなってよかったねー、と。。顔が違うようです。

ただし、酒の量は激減、タバコは辞め、睡眠時間も7時間を必ず。。といっても時々は無理ですが。

3月くらいまではびくびくと過ごしていたのですが、夏くらいからのびのびとしています。

仕事仲間の飲み会に久しぶりに参加して気づいた

3ヶ月ぶり、手術後、2週間で夜の会に参加ただ、お酒は飲まなかったのですが。30人くらい集まって、懐かしかった!楽しいですねー。

私もどこが悪いの?っていうくらいの感じなので、病気なので、、といっても、あまりリアリティがない感じ。

分かったこと1。健康な人は、人の病気には興味がないよねー。2。ということで、仕事の人には、この後、ちよっと、胸腺種というので、手術してもう大丈夫と軽く、説明すればいい。

 

内定と病気

内定いただいたのと病気判定がほぼ同時で、最初のお返事するときには、胸腺種の手術の日程が決まっていませんでした。今は、手術の日程を伝えて待っていただいている状態です。病気の件も先方に御伝えしています。皆さんの理解に感謝しています。

仕事仲間に伝える?

個人的な友人には、病気のことはどんどん話しているのですが、仕事の関係の人には病名はいっていないことが多いです。親しい女子とかくらいで。。ただ、以前働いていた会社の知人にも同じ病気の人がいるとか、、びっくり。その方も、最初は説明していたが、面倒なので、ちよっと病気とくらいしか言わないといっていました。病名がなんか症状に対して重すぎるような気もします。

2013年夏の目が開けにくい中での職探し 

仕事が探し中は、重症筋無力症とは知らず、勤勉に仕事を探していました。企業研究をし応募履歴書を書いて、のみ会やランチをしていろいろと情報をいただいり忙しく過ごしていました。外資系を受けているために、英語の勉強を再開。英語の電話面接のための準備は相当時間をかけました。面接って、ストレスがかかりますよね。

Face to Faceの面接の苦労は、目が開かないこと。笑顔がうまく作れないという感じもありました。面接のストレスのせいもあるかもしれませんし、また、夕方に面接が多いので夕方ということもあるかと思うのですが、目が開かなくて苦労したことが多かったです(眼瞼下垂だと思っていたのですが)。目が開かないと、とっても年に見えてしまう。生まれて初めて、アイプチをしてみました。アイプチって難しいー。また、いままでほとんどやっていなかったのですが、アイメーク。目がとても大きくみえた、と友人にいわれたのですが、ちよっと化粧が濃くて変だったかも。でも、どうにか乗り切ったので、眼瞼下垂だけで面接が落ちることはないのかも。

仕事探しでは、もちろん、たくさん落ちました。がっくり、ぐったりですよね。ストレスが病気を悪化させるということですが、このストレスも乗り切った自分を褒めよう。

加えて、夏休みで家にいる娘のために1日三食食事つくり掃除洗濯という家事をしながら、体力を維持のためゴルフのレッスンもやっていました。

仕事仲間の飲み会で、ちゃんと化粧したほうがいいんではない?といわれこと、一緒に写真をとってFacebookにあげようとした友達に私の写真は外してほしいと頼んだことがあります。今思うと顔が明らかに変だったと思います。

2013年春から夏:仕事をしていたとき

麻疹をひいたあと、目があかなくなり、人から見て明らかに病気?という状態でしたが、仕事では特に何かを指摘されたことはなかったです。7月は出張もしていて激務。さらに製品の販売終了もあり、リストラもあり、ストレスも高かったかと思います。夕方目が見えにくい、のみ会で目があかないなどありましたが、実質の仕事には、支障はなかったです。8月は仕事も落ち着いたのですが。この時期に気づければさらに早く動けましたねー。

生活と重症筋無力症

手術をして3年の生活は?

手術をして回復してから数年、誰も私を病気だとは気づかない状況になりました。

極寒のゴルフ、興奮して眠れずお疲れのゴルフ、3日続けてのゴルフも大丈夫。ただし一度ゴルフで足がつって辛かったことがありましたが。この夏の暑いゴルフを乗り切れるかだけがちょっと心配です。

目が見えにくいことがときどきありますが、これは、老眼か病気が不明です。目の大きさはばっちり。ちゃんと空いています。

ありがたいのは、親戚、妹

すっかり書き忘れたのですが、叔母が心配してお見舞いや電話をくれました。

あと、妹夫婦が九州からお見舞いにきてくれました。

九州で、妹のダンナと一緒にゴルフをして、調子悪かったな、もう0.5ラウンドゴルフしたいと、妹に電話したときに、

”調子が悪いんで、、、”と始めたら妹が絶句。ちがうちがう、調子が悪いのは体調ではなく、ゴルフのスコアだってば。。

未だに、大丈夫と声をかけてくるのは妹かな。

母は昔から淡白なので、ちょうどいいです。

 

友達に伝える?

判明直後:

最初は自分でもこの病気がどんなものかわからず、また大げさな気持ちになっていたので病名がなかなか言えなかったです。

次に、言えるようになったけれども、入院のころに話した友達にはけっこう大げさにいってしまったかも。

 

治療中:

今はかなり淡々と言えるようになりました。ただし、手術怖い病は直らないですが。友達の反応も、病名のわりに、普通にしているよね、といわれるようになりました。それだけステロイドが効いて体調が戻ってきているのかもしれません。

 

治療開始後10ヶ月、術後9ヶ月:

病気自体を話題にする必要がなくなりましたので、話題にしていない。。

家事は?

治療前と治療開始直前:

私の場合は、腕が上がらないという症状があるので、つらいのが洗濯ものほし。あとは、料理も結構ふたを開けたり、力をつかうので、面倒。本当にこまるというものはほとんどなく支障はないですが、家事も結構疲れるのでやり過ぎは注意ですね。

治療後約10ヶ月 術後9ヶ月

家事ではほとんど支障なし。

 

ゴルフ

治療中:もともと115- 100とかだったのですが、今年夏、腕がぶるぶる震える、力がまったく入らない感じがして、スコアが135など初心者のように悪化していました。テニスをしていたせいか左にスエーする癖があり、このせいもあったのですが、あまりにも力がない全くとばない、状況もありました。50肩、あるいは老化で体力ダウン?とか思っていたので、もっと体を鍛えようと思っていました。今年の夏、頭を動かさない、スエーしないというところはかなり直っていたので、メスチノンという薬をのんで、バーチャルゴルフをしてみたら、あまりにも飛ぶのでびっくり。フォームがかなり直っているのでこれで前と同じ力がでたら、いけるじゃん!という明るい気持ちになりました。ということでこの明るい気持ちのままサスペンドしようかとおもっています。治療が落ち着いてから再開しようかなといまは中断しています。

私のお医者さんは、ゴルフはいいけど、ともかく疲れすぎるのはだめということ。

治療後:手術後 5ヶ月 再開。スコアは変わらず。ただ、135などのものすごい状態からはもどり、基本自分の実力の問題に!

 

 

受験生の娘につたえるか?=>その後

娘には病気になった。伝染も遺伝もしない。12月に手術をしたこと、しか伝えていないです。頭が受験でいっぱいいっぱいなのか、私もそれほど病気らしくないので、まだ、親をちゃんと心配するほど大人でないのか、娘はそれ以上つっこんできません。これ以上の説明は今は不要だと思っています。娘にとって、今人生最大の試練ですので。私もある意味そうかもしれませんが。

無事大学に入学して。。病名を知ったようですが、別にそんなに心配していないです。冷たいのか、普通なので気にならなないのか。確かに今の時点で娘に心配してもらうことは特にはないのですが。

 

 

生活は変わったか? 治療開始して1ヶ月

病気発覚後、投薬のための入院退院、その後もふくめて、まだ1ヶ月ちょっとです。

いま思うと治療開始前はかなり体の状態がよくなく、元気がなかったので、普通には暮らしていましたが、友人に病気?どこか悪いの_とよく言われました。ちゃんと化粧してこい、ともいわれたこともあります。今は、顔を見てかなり戻ったと自分では思っています。酷い状態のときにあった友人からは、普通にもっどたね、といわれます。

11月退院後、最初は体力に自信がない部分もあったのですが、今はかなり普通の感じです。今は仕事はしていないですが、家事、遊び、趣味(このブログやなんか)で毎日活動していて、いい感じです。

ただし、ゴルフは小休止。実際にはしてもいいようですが、リソースを他に振り分けたいなというのもあって。直ってからのお楽しみにしようかと思っています。

あとお酒も小休止。これも、ステロイドが体に充満している気がするのでこれ以上薬物を体にいれるのがいやでアルコールはほぼのまないです。夜の飲み会もいまはちよっと、自粛しています。(実際、ステロイドは消化器などへの副作用あり。そもそも薬を飲むこと自体肝臓にもよいはずがない)。コーヒーやお茶ははたくさん飲んでいます。ランチや旅行などはたくさんしているので、社交をやめたわけではないのですが。

タバコはやめています。

気をつけているのは、睡眠時間と風邪対策。意図して増やしています。7時間以上必須で、用事がなければ8時間にしています。あとは風邪に移らないようにかなり変な人の感じでマスクと厚着をしています。

よく考えると、初めてちゃんと休暇しているかもしれません。

 

番外編:受験生の娘が怒る

受験を迎えて、真剣に追い込みをかけている娘に、ともかく片付けさせたのだが、娘が本気で怒った。娘が何でもどんどん、勉強道具を広げていくので、それがとてもいや!受験だから家中自分がつかっていいわけでない、といのと、きちんと整理できていない=自分が勉強することが整理できていない、効率がわるい、ということでしょ!ということを言いたかったのですが、私も「たかが受験」と言ってしまい、ちよっと反省。あやまりました。

知人に同じ病気の人がいましたので彼の状況もシェア

50歳男性。2012年年末の家族旅行の帰りの運転で目の異常に気づいて(片方の目の下垂と、複眼)、複数回、複数目医者にいくが、どこもわるくないいわれた。しかし、あまりにも目が見えにくいので、自分でネットで調べて重症筋無力症ということが分かり、治療先も自分で調べて慶応大学病院を目医者さんから紹介してもらう。2013年2月から10mgステロイド開始。約1ヶ月でほぼ症状が消えた。目だけの症状であり改善していたが、胸腺種があったことから2013年4月終わりに手術。横隔膜関係のところにも若干転移があった。手術でいったん症状が悪化することもあるが、といわれたが、1週間で退院。2週間で復職したとのこと。

実は、9月に一緒の組でゴルフをしたのですが、彼がまったく同じ病気だなんて気がつかなかった!今は、プレドニン5mgとのこと。副作用は感じたことがないそうです。

薬を飲んでいるときも、手術後も、営業部長としての仕事、ゴルフやランニングなど、以前とほぼ同様の生活ができているということです。ただし、飲みにいく回数は減らし、お酒に弱くなったということでしたが。

慶応大学病院の先生に勇気づけられたとのこと。

・この10年で治療方法が大きく進歩してきている

・この病気で死ぬことはありません

・完全に直るということはないけども、緩解、日常生活を普通に過ごせるし、できるだけ社会活動すべし

私がいつも思っているのと同じことを言われていました。

ニュースにも同じ記事を載せていますが、目だけとかなり早期の発見、治療開始ということもあるかもしれませんが、本当に普通に生活されています。2週間前はマラソンにもでてた!